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クラス便り 2017年 12月号 から

つぼみ〈0歳児〉

2017年つぼみ2街路樹もすっかり色が変わり、朝晩もひんやりしてきました。季節もすっかり冬になってきました。クラスでは、日中のぽかぽか暖かい日などには、近隣公園まで散歩にでかけて、落ち葉を手に持ったり、落ち葉を集めた山の中に埋れてみたり、落ちているどんぐりを上手につまんで、「あっあっ」と保育者に見せてくれたりと、自然に触れて遊ぶことができています。
つい先日、久しぶりに12名全員が揃ったので集合写真チャレンジしました。スタジオひらおさながら「こっちだよ~、はいチーズ!」と声かけしたものの、子ども達は自由に動き回り、てんやわんや状態でした。そんな子ども達ですが、部屋の様子では、保育者が本を読んだり、絵本を読んだりすると自然に集まってきては、リズムに合わせたり、絵を指さししたりしています。 2017年つぼみ1
また、大人との関わりから、子ども同士の関わりも見られるようになり、物の取り合いをしたり、同じこと真似てみたり、お友だちの顔に触れたりと、身体の成長だけでなく、心の成長も感じられるようになりました。今年も早いもので残りわずかになりました。ますます寒くなりますが乾燥と湿度を上手にコントロールしながら、体調に十分気をつけて、よいお年をお迎えください。来年もどうぞよろしくお願いします。

たんぽぽ〈2歳児〉

 201712月たんぽぽ1紅葉した葉もすっかり落ち、いよいよ冬の始まりです。下痢嘔吐が流行り落ち着いたところで、手足口病が流行り体調を崩す子もいましたが、今は元気に過ごしています。これからは、乾燥して風邪などひきやすくなるので部屋では加湿や換気をし、天気のいい日にはできるだけ戸外に出て身体を十分に動かして遊んでいきたいと思います。

201712月たんぽぽ2 お散歩バックを持ってどんぐり拾いなどに出かけたり、ちょっと距離を伸ばしてお散歩にもいけるようになりました。近隣公園、お山公園、ワニ公園、きりん公園、ローラー公園、三角公園などいろいろな所へ行っています。手つなぎも「○○くん(ちゃん)とつなぎたい!」と言ってお互いに手をつないだり、手を放してしまうお友だちにつなごうねと手を差し出したりする姿も出てきました。散歩に行く途中の階段の上り下りは、柵や手すりにつかまったり、何もつかまらず1歩1歩自分の足で挑戦したりしています。また、近所の人に会うと「こんにちは!」と自分から声をかける可愛い姿も見られます。散歩先では滑り台をしたり、お山に登ったり、橋を渡ったり、走り回ったりしながらも子ども同士関わって遊ぶことが増えてきました。201712月たんぽぽ3「じゅんばん!!」と言いつつ、ついつい押してしまったり、横から割り込んでいったり・・関わりの中でいろいろと体験をしています。イヤイヤ期真っ只中の子ども達ですが、「いや」「だめ」だけではなく、時には泣いている(泣かせてしまった)友だちに「大丈夫?」「ごめんね」「いいよ」と声をかけ、優しく頭をなでることもあります。

 

つき〈3,4,5歳児〉

201712つきくみお店屋さんごっこに向けての取り組み
■何屋さんにしようか?
進級した子どもたちの中では“今年も冬にはお店屋さんごっこがある”ということを覚えていて、「ことしのおみせやさんはえんそうかいがしたいなあ」「これ、おみせやさんにしたらいいんじゃない」など春から色々な活動の中で聞かれていました。
 そんな期待も膨らんできた時期、「じゃあ、何やさんやりたいか考えてきて」と帰りの会で話をし、次の日に発表してもらいました。④⑤は具体的に昨年のお店屋さんを覚えていることでイメージが持ちやすかったようですが、出された意見を絵にして描いていく中で、③も「ぼくも、わたしもそれやりたいなあ」とイメージが広がっていったようです。また、さとうゆいなちゃんは「アイスやさん!」しょうたろうくんは「うどんやさん!」と、それまでの④⑤の意見には出ていなかった(お家で考えてきた)意見を出す姿も見られ、お店はおかしやさん、おすしやさん、えんそうかい、おもちゃやさん、アイスやさん、クッキーやさん、レストラン、うどんやさんの8店舗となりました。
 例年ですと、「これとこれは一緒にできるねえ…」なんて店舗をまとめたり、どれにするか多数決をとって決めたりするのですが、「どうやって決めようか?」と聞くと「ぜんぶやろう!」とやる気満々の意見が出され、みんなもそれに大賛成!「たっくさん商品作らなきゃいけないけど大丈夫?」「うん!できる!」と気合十分で8店舗のまま進めていくことになったのです。

■どうやったら作れる? ~作っていく中での教えあい~
 まずは、どうやったら作れるか、考えてきた作り方を出し合います。「アイスは、かみをさんかくにして、その上に…」「あめはさ、どんぐりを紙で包んで…」など色々出されたところで、やりたいお店に分かれ作業を開始しました。
 作っていく中では、自然と⑤だけでなく④の中でも先生となり、作り方を③に教えてあげる姿が見られていき、いろいろなやり取りもみられました。 下の子に教えるだけでなく気持ちをくみ取って見守ったりしている⑤、同じように教える④の姿も見られるようになってきています。もちろん、自分の造るものに集中している子もいますし、はじめてお店屋さんに臨む③は最後まで同じお店にいる子もいれば、「やっぱりクッキーやさんにする~」「きょうはあいすやさんいく~」と自由に行き来する姿も見られます。でも誰も咎めません。楽しいのが一番。責任感を持って取り組む大きい子たちだって前はそうだったのですから。作業の途中でも「前はさ…」と昨年のお店屋さんの思い出話にも花が咲いていました。

■どうすればいいか自分達で考える 
そうして進めていく中で、レストランチームのSくんとHくんが、一人だったうどんやさんのOくんを「レストランでうどんをだすってことにすればいいよ」と自然に誘って合流し、一緒に作業を進めていました。そこで、そのことをみんなにも伝えると、「おすしもレストランでだせるよ」とTちゃん、「たべものはぜんぶひとつにできるんじゃない?」「でおかしとかあいすはでざーとだからべつがいい」「えんそうかいもおみせのなかでやればいいんだよ」などなど意見が、最後には「おもちゃやさんもさ、ファミレスみたいにレジのよこにおけばいいんじゃない」と提案され、おもちゃチームの3人も「それでいい!」と納得したのでした。はじめに保育者が決めるのではなく、子どもたち自身が進めていく中でお店を「れすとらん(うどん、おすしやさん)」と「おかしやさん(クッキー、アイスやさん)」に分けたのでした。
 
何をやりたいか、誰のためにやりたいか、どうやって作るのか、そのためには何が必要か、自分たちで考え形にしていくということがこの活動の目標です。その中には上手くいかなかったり失敗することもあります。そんな時にも、じゃあどうすればいいか考える。見栄えのいいものを作りたいのではなく、子どもたち自身が考えて気持ちを込めて作ったものだからこそ意味があると思うのです。もちろん、困った時には一緒に考えたり、アドバイスやサポートもしますが、主体は子どもたちです。

■当日に向けて…
現在商品はほとんど作り終え、看板やレジづくり、部屋の配置や装飾まで目が向き作り始めている子どもたちではありますが、残念ながらお店屋さんごっこは延期状態となっています。延期された分、気持ちを維持していく大変さはありますが、ゆっくり活動を深めていけるようになったともいえます。まだまだどんな姿が見られるのか、そして待ちに待ったお店屋さん当日はどんな姿を見せてくれるのか、楽しみです